こんにちは!みなさんは街中やSNSで猫ちゃんを見たとき、「この子の模様、個性的で可愛いな〜」と思ったことはありませんか?
実は、猫の柄(模様)はベースの毛色とパターンの組み合わせで、なんと約24種類にも分類されるんです!
今回は、知れば知るほど愛おしくなる「猫の柄のヒミツ」をわかりやすく解説します。愛猫ちゃんや、お気に入りのあの子の柄のルーツを一緒に覗いてみましょう!🐾
今でこそカラフルな猫ちゃんたちですが、実は野生時代の祖先(リビアヤマネコ)は、みんな「キジトラ」でした。砂漠や草むらで天敵から身を隠すための保護色だったんですね。
それが人間と一緒に暮らすようになり、安全な環境で遺伝子の突然変異が繰り返された結果、今のようなたくさんのバリエーションが生まれました。
猫の柄の土台となる、代表的な毛色がこちらの8つです!
キジトラ:黒と茶色の縞模様。すべての猫ちゃんの元祖!
茶トラ:明るいオレンジ色の縞模様。
サバトラ:魚のサバにそっくりな、灰色と黒の縞模様。
黒猫:ツヤツヤ輝く、全身ブラック。
白猫:神秘的な雰囲気の、全身ホワイト。
グレー:上品な灰色(ブルーとも呼ばれます)。
サビ:黒と茶色がモザイクのように混ざった、個性派おしゃれ柄。
三毛(ミケ):白・黒・茶の3色がハッキリ分かれた、日本の定番!
上記のベース色に「白」の遺伝子が混ざることで、顔やお腹に白が入る「白混ざり(ハチワレなど)」や、体の大半が白い「トビ柄」へと変化します。
猫の体は、遺伝子の仕組み上「背中からソースを垂らしたように」色がついていきます。そのため、「お腹だけが白い猫」はたくさんいますが、「背中だけが真っ白でお腹が真っ黒」という猫は基本的に存在しないんですよ!
猫の「柄」は「性別」と深〜い関係があります。その代表例が三毛猫です。
実は、三毛猫の男の子は「見つけたら奇跡」と言われるほど、滅多に生まれません。その確率はなんと「3万匹に1匹」!
白・黒・茶の3色を揃えるには、女の子の性染色体である「X」が2つ必要です。そのため通常はメスしか三毛猫になれません。
しかし、ごく稀に遺伝子の突然変異で「XXY」という染色体を持った男の子が生まれることがあり、この「奇跡のバグ」が起きたときだけ三毛猫の男の子が誕生します。
その希少価値から、昭和中期にはテレビのオークションで2,000万円の価格がついたという逸話があります。
また、日本の伝統的な「招き猫」のモデルも三毛猫の男の子だと言われています。かつては「船に乗せると遭難しない」というジンクスがあり、南極観測船「宗谷」にも「タケシ」という三毛猫の男の子が隊員として乗船していました。
「三毛猫の男の子」が超激レアなら、実は「茶トラの女の子」もちょっとしたレアキャラであることをご存知ですか?
茶トラ猫の約8割は男の子で、女の子が生まれる確率は全体の約2割(約20%)しかありません。
茶色の毛を作る遺伝子は「X染色体」の上だけにあります。男の子(XY)はXが1本なので、そこに茶色遺伝子があればそれだけで茶トラになります。
一方、女の子(XX)は2本のX両方に茶色遺伝子が揃わないと完全な茶トラになれません。片方だけだと「三毛猫」や「サビ猫」になってしまうため、女の子の茶トラは確率が低くなるのです。
茶トラの中でも、お腹や足に白い毛が一切なく、全身がオレンジの縞模様だけの猫を「まるどら」と呼びます。「女の子の茶トラ」で、さらに「まるどら」となると、その確率は2万分の1とも言われるほどの超・激レア猫ちゃんになります!
茶トラといえば「人懐っこくて超甘えん坊」というイメージですが、これは男の子によく見られる傾向。
女の子の茶トラは、茶トラ特有のフレンドリーさを持ちつつも、メス猫らしい「クールさ」や「マイペースさ」が加わります。そんな「ツンデレ」な魅力にメロメロになる飼い主さんが後を絶ちません。
純血種の猫ちゃん(アメリカンショートヘアやシャムなど)は特定の柄が固定されていますが、雑種(ミックス)の猫ちゃんはこれらが複雑に混ざり合います。まさに、世界に一つだけの「アート」ですよね。