愛猫を撫でている時、喉を「ゴロゴロ…」と鳴らしてくれる姿はたまらなく可愛いですよね。
「今、喜んでくれているんだな」と嬉しくなる飼い主さんも多いはずです。
しかし、実は猫がゴロゴロという理由は「嬉しい時」だけではないことをご存知でしょうか?
時には、愛猫からの「SOSのサイン」である可能性もあるのです。
この記事では、獣医師や研究で明らかになっている猫のゴロゴロの理由や、その驚きの仕組みについて分かりやすく解説します!
猫が喉を鳴らす理由は、大きく分けて以下の3つの感情や状況が関係しています。
最もよく知られている理由です。
飼い主に甘えている時
ブラッシングや撫でられて心地いい時
ご飯を食べて満足している時
猫にとってのゴロゴロは、人間の「微笑み」のようなもの。幸せや安心感を周囲に伝えるコミュニケーションです。
ご飯が欲しい時や、遊んでほしい時にもゴロゴロと鳴らします。
この時のゴロゴロ音は、「赤ちゃんの泣き声」と同じ周波数が含まれていることが研究で分かっています。そのため、人間は「なんとかしてあげなきゃ!」という気持ちにさせられてしまうのです。
実は、体調が悪い時、怪我をしている時、動物病院で緊張している時にもゴロゴロということがあります。
これは「セルフソージング(自分を落ち着かせる行動)」と呼ばれ、激しい不安や痛みを自分で和らげようとする防衛本能です。
「嬉しいゴロゴロ」と「苦しいゴロゴロ」を見分けるには、猫の表情や姿勢に注目しましょう。
猫の状態、ポジティブなゴロゴロ、ネガティブなゴロゴロ
目の様子
目を細めている、うっとりしている目が大きく見開いている、瞳孔が開いている
耳の向き
前を向いている、リラックスしている後ろに倒れている(イカ耳)
体の姿勢
力が抜けて寝転んでいる体がこわばっている、うずくまっている
音の特徴
中くらいの高さでリズミカル低くて音が大きい
いつもと違う様子で激しくゴロゴロ鳴いている場合は、体に異変がないか注意深く観察してあげてください。
猫には人間のような声帯だけでなく、喉の奥の筋肉を小刻みに動かす機能があります。
呼吸をする際、その筋肉が喉の空気を通る道を振動させることで、あの「ゴロゴロ」という独特な音が発生します。
生後わずか数日の子猫の頃から、母猫にお乳を飲みながら「ここにいるよ」「元気だよ」と伝えるために鳴らし始める、本能的な仕組みです。
猫のゴロゴロ音は、一緒にいる人間にも素晴らしい効果をもたらしてくれます。
自律神経を整える:ゴロゴロ音の周波数(約25〜150ヘルツ)には、自然界の川のせせらぎなどと同じ「1/fゆらぎ」が含まれており、人の副交感神経を優位にしてリラックスさせます。
骨や筋肉の修復を助ける:この低周波の振動は、骨密度を高めたり、怪我の治りを早くしたりする効果があると言われており、フランスでは医療への応用も研究されています。
猫が自分を癒すために出す音が、結果的に飼い主の心身も癒してくれているのです。
まとめ
猫のゴロゴロは、単なる「嬉しい」のサインだけではなく、自分の体や心をコントロールするための深い意味が隠されていました。
愛猫がどんな気持ちでゴロゴロ言っているのか、表情や状況をしっかり読み取って、さらに絆を深めていきましょう!