「尻尾をブンブン振っているから、喜んでいると思って触ったら怒られた……」
実はこれ、猫の初心者飼い主さんが一番やってしまいがちな失敗なのです。
「尻尾を振る=嬉しい」は犬のサイン。猫の場合は、真逆の「イライラ」を意味することが多いのをご存知でしょうか?
言葉が話せない猫にとって、尻尾は「第二の口」とも言える大切な感情表現ツール。
今回は、初心者さんでも今すぐ見分けられる「猫の尻尾サイン10選」を、よくある失敗談や疑問への回答と一緒にわかりやすく解説します!
ここで、初めて猫を飼ったAさんの、よくある失敗談をご紹介します。
「実家で犬を飼っていたので、猫が尻尾をブンブン振っているのを見て『喜んでる!可愛い!』とテンションが上がってしまいました。そのままお腹を撫で回したら、ガブッと本気噛みされて大ショック……。後から『猫の尻尾振りはイライラのサイン』だと知って、申し訳ない気持ちになりました」(30代・男性)
このように、犬の感覚のまま猫に接すると、お互いに悲しいすれ違いが起きてしまいます。
猫のサインを正しく知ることは、愛猫に「この人、わかってくれる!」と信頼してもらうための第一歩なのです。
まずは、飼い主さんなら絶対に見逃したくない「大好き」のサインです。
ピンとまっすぐ立てる
意味:「お腹すいた!」「こっち向いて!」
解説:子猫が母猫におねだりするときのポーズ。あなたを信頼しきっている証拠です。
先端をぷるぷると震わせる
意味:「嬉しすぎて大興奮!」
解説:飼い主さんが帰宅したときなどに見られます。最大級の愛情表現です。
ゆっくり、大きくゆらゆら振る
意味:「あぁ〜リラックス〜」
解説:日向ぼっこをしている時など、のんびり心地よい気分に浸っています。
座りながら先端をくねくねさせる
意味:「お、おもしろそうなもの発見!」
解説:おもちゃや虫を見つけて、ワクワクときめいています。
ここを間違えると、猫パンチやガブッ!を食らう原因に。しっかり覚えましょう!
左右に激しくバタバタ振る
意味:「超イライラする!あっち行って!」
解説:犬の「嬉しい」と一番間違えやすい動きです。床を叩きつけるように振っていたら、そっとしておきましょう。
抱っこ中に足元をパタパタ叩く
意味:「もう降ろして!しつこい!」
解説:これが始まったらすぐ解放してあげるのが、猫に嫌われないコツです。
タヌキみたいにボワッと膨らむ
意味:「びっくりした!」「やる気か!」
解説:大きな音がした時や、敵を威嚇する時、自分を大きく見せようとして驚くほど膨らみます。
猫がナイーブになっている状態です。優しく見守ってあげてください。
股の間にぴったり巻き込む
意味:「怖いよ〜!降参です」
解説:病院の診察台の上などでよく見られます。体を小さくして怯えています。
だらんと力なく下げている
意味:「しょんぼり…」「なんかダルいな」
解説:叱られた後や、体調が悪い時。元気がなさそうな時は注意してあげてください。
名前を呼ぶと、先だけピクッと動かす
意味:「聞こえてるけど、返事するのめんどくさい」
解説:寝ている時に呼ばれても、尻尾だけで「はいはい」と返事をしています。これぞ猫の魅力です。
最後に、猫の尻尾にまつわる「よくある疑問」をまとめました!
Q. 尻尾が短い猫(ボブテイルなど)や、ほとんど動かない猫の気持ちはどう見分ければいい?
A. 「耳」や「ひげ」の動きに注目してみましょう!
尻尾が短い猫ちゃんでも、よく見ると根本がピクピク動いていたりします。また、リラックスしている時は耳が前を向き、イライラしている時は耳が横に寝る(イカ耳)など、顔のパーツにも感情がはっきり表れます。
Q. 尻尾が体に「巻き付いている」のはどんな気持ち?
A. 警戒しているか、寒さをしのいでいます。
座っている時に足を隠すように尻尾をピタッと巻き付けているのは、「周囲を警戒して緊張している」状態です。ただ、単純に寒くて暖をとっているだけの時もあります。
Q. 寝ている時に尻尾がパタパタ動いているのはなぜ?
A. 夢を見ているか、周囲の音を気にしています。
熟睡して狩りの夢などを見ている時に、無意識に動いてしまうことがあります。また、浅い眠りの時に物音がすると、目を開けずに尻尾だけを動かして「警戒アンテナ」にしていることもあります。
猫の尻尾は、まるで感情がそのまま流れ出ているかのように素直に動きます。
基本のルールは「激しく振る=イライラ」「ピンと立てる=ハッピー」。
これさえ覚えておけば、愛猫との距離が一気に縮まりますよ。
今日からさっそく、おうちの猫ちゃんの尻尾を観察してみてくださいね!