「夜中に愛犬が突然、何度も吐き始めた……」
「愛猫がぐったりしている。今から診てもらえる病院はある?」
夜間にペットが急変すると、飼い主さんも慌ててしまいます。
北陸地方の富山・石川・福井では、夜間・救急動物病院の仕組みがそれぞれ異なります。
富山県には県獣医師会による当番制の夜間診療があります。
石川県には金沢市の夜間救急専門病院があります。
福井県では、かかりつけ動物病院の時間外対応を確認し、必要に応じて県外の夜間救急も考えることが大切です。
同じ北陸でも、夜間の受診方法は同じではありません。
そのため、
「今いる場所から、今夜どこへ電話すればいいのか」
を、元気なうちに確認しておくことが大切です。
夜間に受診する場合は、必ず事前に電話で症状を伝え、現在受け入れ可能か確認してください。
※夜間診療の時間や受け入れ状況は変更される場合があります。受診前には必ず各動物病院の最新情報を確認してください。
夜間救急を探すときは、「今いる場所」を基準に考えてください。
普段暮らしている地域だけでなく、旅行や帰省などで北陸を訪れている場合も同じです。
下の地域別情報を参考に、まずは自分がいる場所から利用できる夜間・救急動物病院を確認してください。
夜中に急変した場合は、いきなり病院へ向かうのではなく、まず電話で相談しましょう。
基本は、
電話する
↓
症状を伝える
↓
今から受診できるか確認する
↓
指示に従って向かう
という流れです。
電話では、
年齢・体重
現在の症状
いつから症状が出たか
持病
現在飲んでいる薬
誤食や事故の可能性
などを伝えるとスムーズです。
富山県では、公益社団法人富山県獣医師会が会員動物病院による当番制の夜間診療を行っています。
受付時間 月曜日~金曜日 20:00~22:00
祝日は休診
電話:076-451-0120
夜間の応急的・一時的な診療を目的としたもので、22時以降は受け付けていません。
富山県では、まず富山県獣医師会へ電話して、その日の当番病院を確認します。
留守番電話で当番病院の電話番号などが案内されるため、その後、当番病院へ電話して症状を伝えます。
現在治療中の場合は、検査結果や服用中の薬などを持参するとよいでしょう。
富山県の夜間診療は20時から22時までです。
そのため、22時以降に急変した場合に備えて、かかりつけ動物病院の時間外対応や近隣県の夜間救急も、元気なうちに確認しておくと安心です。
所在地:石川県金沢市泉3丁目1-12
電話:050-8889-5612
診療時間:21:00~2:00
休診日:不定休
犬・猫を対象とした夜間救急専門の動物病院です。
嘔吐・下痢、呼吸が苦しい、ぐったりしている、けいれん、けが・出血、異物誤飲など、夜間に起こる急な体調不良に対応しています。
来院前には電話で症状を伝え、受け入れ可能か確認してください。
緊急性の高い症例が優先されるため、状態によっては待ち時間が発生する場合があります。
また、診療時間は21:00~2:00ですが、休診日は不定休です。
「夜間だから必ず診療している」とは考えず、当日の診療状況を確認しましょう。
かなざわ夜間救急動物病院は、現金ではなくキャッシュレス決済での支払いとなっています。
ペット保険の窓口精算にも対応していないため、保険を利用する場合は飼い主さん自身で手続きを行う必要があります。
福井県では、富山県のような県獣医師会による夜間当番制は確認できません。
そのため、普段の診察時に、
「夜中に急変した場合は、どこへ連絡すればいいですか?」
病院によって、
時間外に自院で対応
提携する病院を案内
夜間救急を紹介
時間外対応を行っていない
など、対応方法が異なります。
所在地:福井県鯖江市神明町4丁目6-29
電話:0778-53-1772
公式サイトでは、**時間外・休日・夜間診療について「可能な限り診察いたします」**と案内されています。
救急疾患では、診察の順番を変更するトリアージを行うことも案内されています。
ただし、24時間対応という意味ではありません。
時間外に受診したい場合は、必ず電話で確認してください。
福井県は地域によって交通事情が異なるため、県内だけでなく、近隣県の夜間救急も候補になります。
特に嶺南地域では京都方面など、住んでいる場所によって現実的な受診先が変わります。
ただし、
「県外へ行けば必ず診てもらえる」
ということではありません。
受診先へ電話して、
現在の症状
今いる場所
到着までのおおよその時間
を伝え、受診について相談してください。
冬季は積雪や凍結によって移動時間が大きく変わることもあるため、道路状況も確認しましょう。
旅行や帰省で訪れているときに急変した場合、普段のかかりつけ動物病院へ戻ることが難しい場合があります。
出発前に、
滞在先周辺の夜間救急
電話番号
診療時間
病院までの移動時間
を確認しておくと安心です。
特に冬の北陸では、積雪・凍結・降雪などによって移動時間が変わることがあります。
夜間や救急の動物病院を受診するとき、限られた時間のなかで、愛犬・愛猫の状態を正確に伝えることが大切です。
その際に役立つのが、**「普段はどんな状態で、今回は何が違うのか」**という情報です。
たとえば、普段は食欲旺盛な子が急にごはんを食べなくなった場合と、もともと食が細い子がいつもどおり食べていない場合では、状況の伝わり方も変わります。
日頃から、次のような情報を記録しておくと、受診時に役立ちます。
これまでにかかった病気や持病
手術歴や現在服用している薬
健康診断や血液検査の結果
普段の体重や食事内容
食欲や排泄の様子
薬の袋や検査結果を写真に撮っておいたり、普段と違う呼吸や歩き方、けいれんなどの様子を動画に記録したりすることも、診察時の参考になります。
ただし、記録することを優先して、受診や相談が遅れないようにしましょう。
夜間や休日に愛犬・愛猫の体調が急変したとき、いつもお世話をしている人がすぐに対応できるとは限りません。
そんなときに備えて、
普段の健康状態や病歴、
薬の情報などを記録し、
家族みんなで共有しておくと安心です。
家族の誰もが必要な情報を確認できれば、動物病院への相談や受診時にも役立ちます。
こうした記録・共有には、**「ハッピーペットライフ」**を活用する方法もあります。
写真や動画、日々の様子などを残しておくことで、普段の状態を振り返りやすくなります。
すべてを細かく記録する必要はありません。無理のない範囲で、いざというときに役立つ情報を残しておきましょう。
また、アプリのトピックスでは、夜間・救急の動物病院情報も確認できます。
旅行先や帰省先での急な体調不良、引っ越しなどに備えて、住んでいる地域以外の動物病院情報も確認できるようにしておくと安心です。
まずは全国版から地域を選び、さらに詳しい情報が必要な場合は、各地域版・都道府県版へ進んでご確認ください。
いざというときに必要な情報を探せるよう、あらかじめ目を通しておくことをおすすめします。
夜間診療や時間外対応は、診療時間の変更、休診、救急患者への対応、受け入れ状況などによって変わる場合があります。
実際に受診する際は、必ず各動物病院の最新の公式情報を確認し、事前に電話で受け入れ可能か確認してください。
この記事は獣医師による診断や治療に代わるものではありません。
愛犬・愛猫の状態が明らかに悪い場合は、インターネットの記事だけで判断せず、動物病院へ電話で相談してください。