愛知・岐阜・三重の東海3県は、都市部と郊外で夜間救急へのアクセスに差があります。
特に愛知県では名古屋市を中心に、24時間体制の動物医療センターや夜間専門救急病院が複数あります。一方、岐阜県には県獣医師会が運営する夜間救急拠点がありますが、診療時間は深夜1時までです。
三重県では、地域によっては県内だけで夜間救急を完結させることが難しく、愛知県・名古屋方面など、県境を越えた受診も選択肢になります。
そのため、この地域では、
「自分が住んでいる県の病院だけを探す」のではなく、愛知・岐阜・三重を一つの夜間救急エリアとして考えること
が大切です。
夜間救急を利用するときに、最も大切なことの一つが、
「向かう前に電話をする」ことです。
夜間救急を行っている病院でも、重症患者の処置や緊急手術などによって、一時的に受け入れが難しい場合があります。
「今から行っても大丈夫ですか?」
「この症状でも診てもらえますか?」
と電話で確認してから向かいましょう。
愛知県は、東海地方の中でも夜間救急の選択肢が比較的多い地域です。
名古屋市内には24時間体制の医療センターに加えて、夜間専門の救急病院もあります。
また、豊橋など東三河にも時間外対応を相談できる動物病院があります。
(名古屋市中区丸の内3-2-2)
診療時間:24時間365日・年中無休
夜間救急受付:20:00〜翌朝9:00
名古屋市獣医師会による夜間専門の救急センターです。夜間に突然の体調悪化や事故などが起きた際の、名古屋市周辺の重要な救急拠点となっています。来院前には必ず電話連絡が必要です。
名古屋市内だけでなく、愛知県西部・尾張地域や三重県北部、岐阜県南部からもアクセスを検討できる立地です。
(名古屋市中川区中島新町3-2101)
診療時間:24時間365日・年中無休
特徴:24時間体制で救急診療、高度医療、入院管理に対応する医療センターです。
深夜の急変だけでなく、緊急手術や入院管理が必要になるような重症例では、こうした高度医療施設が重要な選択肢になります。
(名古屋市中川区西伏屋2-1314)
診療時間:毎日 21:00〜翌朝5:00
年中無休
特徴:愛知県内の動物病院が連携して運営する夜間救急専門の動物病院です。
夜間に突然、
何度も吐く
呼吸がおかしい
けいれんしている
誤飲・誤食をした
大きなケガをした
急にぐったりした
といった症状が出た場合など、夜間の救急診療を必要とするケースに対応しています。
深夜だけでなく、早朝5時まで診療していることは、夜間救急を考えるうえで大きな安心材料になります。
(名古屋市南区桜本町20-1)
診療時間:毎日 21:00〜翌朝5:00
年中無休
特徴:名古屋南部を中心に、知多・三河方面からもアクセスを考えやすい夜間専門の動物救急病院です。
名古屋市の中心部まで行くことが難しい場合には、南部・知多・三河方面からの夜間救急の選択肢として検討できます。
(愛知県豊橋市飯村南2-22-8)
夜間救急診療:毎日 21:00~翌2:00
年中無休
受診前に必ず電話連絡が必要
電話:0532-21-5222
対象:犬・猫
特徴: 豊橋市・東三河エリアで、深夜2:00まで夜間救急に対応している動物病院です。
公式サイトでは、かかりつけの患者だけでなく、初診の場合もできる限り夜間・時間外診療に対応すると案内されています。
夜間救急では、突然の体調不良やケガなどに対して、必要な診察・検査・治療を行っています。通常の診療時間を過ぎた後も深夜2時まで対応しているため、東三河地域で夜間にペットの容態が急変した場合の重要な選択肢の一つです。
受診する際は、必ず事前に電話で連絡し、現在の症状や受け入れについて確認してから向かいましょう。 夜間救急には通常の診療費とは別に時間外・夜間料金がかかります。
また、他院で治療中の場合は、服薬中の薬や検査データ、ワクチン証明書などを持参すると診察に役立ちます。
誤飲・誤食の場合は、食べたものや商品のパッケージ、可能であれば吐物なども持参するよう公式サイトで案内されています。
(岐阜市西川手6-41)
診療時間:毎日 21:00〜翌1:00
年中無休
対象:犬・猫
特徴:岐阜県獣医師会が運営する夜間救急動物病院です。
岐阜県内で夜間にペットが急変した際の重要な救急拠点です。
ただし、診療は翌日のかかりつけ医につなげるための応急診療が中心となるため、夜間救急を受診した後は、必要に応じてかかりつけ医で継続診療を受けることになります。
また、深夜1時までという時間的な制約があります。
そのため、深夜1時を過ぎた場合や、より高度な医療が必要な場合には、愛知県方面を含めた別の選択肢を検討する必要があります。
三重県は、愛知・岐阜と比べると夜間救急の選択肢が限られています。
特に県内の地域によっては、深夜に受診できる専門施設まで距離があるため、あらかじめ隣県を含めた救急ルートを考えておくことが重要です。
桑名・四日市・鈴鹿など三重県北部では、地理的に名古屋方面へのアクセスを検討しやすい地域があります。
例えば、名古屋市内の夜間救急病院では、三重県からの受診を想定している施設もあります。
特に、
三重県北部 → 名古屋方面
というルートは、夜間救急を考える際に覚えておきたい選択肢です。
ただし、深夜の移動は道路状況やペットの容態によって大きく変わります。
「名古屋まで行けば大丈夫」と考えるのではなく、自宅から実際にどれくらい時間がかかるのか、夜間に受け入れ可能なのかを事前に確認しておくことが重要です。
この3県で特に重要なのは、夜間救急を県単位で考えないことです。
愛知県、とくに名古屋市には、
24時間体制の医療センター
夜間専門救急病院
深夜から早朝まで対応する施設
があります。
岐阜県には、
岐阜県獣医師会の夜間救急病院
があります。
一方、三重県では地域によって夜間救急の選択肢が限られます。
そのため、
岐阜 → 愛知
三重北部 → 愛知
という県境を越えた受診も、場合によっては現実的な選択肢になります。
さらに、滋賀県の東部などからも、地域によっては岐阜・愛知方面を視野に入れることができます。
このように考えると、東海地方の夜間救急は、愛知・岐阜・三重だけでなく、周辺県も含めた広域の医療圏として考えることができます。
夜間救急については、ペットが元気なときに準備しておくことが大切です。
かかりつけの動物病院で、
「夜中に急変した場合は、どこに連絡すればいいですか?」
と事前に聞いておきましょう。
病院によっては、時間外の連絡先や提携している救急病院を案内してくれる場合があります。
また、
かかりつけ動物病院の電話番号
夜間救急病院の電話番号
自宅から病院までの所要時間
車でのルート
夜間に利用できる高速道路
車が使えない場合の搬送方法
なども、元気なうちに確認しておくと安心です。
夜間や救急の動物病院を受診するとき、限られた時間のなかで、愛犬・愛猫の状態を正確に伝えることが大切です。
その際に役立つのが、**「普段はどんな状態で、今回は何が違うのか」**という情報です。
たとえば、普段は食欲旺盛な子が急にごはんを食べなくなった場合と、もともと食が細い子がいつもどおり食べていない場合では、状況の伝わり方も変わります。
日頃から、次のような情報を記録しておくと、受診時に役立ちます。
これまでにかかった病気や持病
手術歴や現在服用している薬
健康診断や血液検査の結果
普段の体重や食事内容
食欲や排泄の様子
薬の袋や検査結果を写真に撮っておいたり、普段と違う呼吸や歩き方、けいれんなどの様子を動画に記録したりすることも、診察時の参考になります。
ただし、記録することを優先して、受診や相談が遅れないようにしましょう。
夜間や休日に愛犬・愛猫の体調が急変したとき、いつもお世話をしている人がすぐに対応できるとは限りません。
そんなときに備えて、
普段の健康状態や病歴、
薬の情報などを記録し、
家族みんなで共有しておくと安心です。
家族の誰もが必要な情報を確認できれば、動物病院への相談や受診時にも役立ちます。
こうした記録・共有には、**「ハッピーペットライフ」**を活用する方法もあります。
写真や動画、日々の様子などを残しておくことで、普段の状態を振り返りやすくなります。
すべてを細かく記録する必要はありません。無理のない範囲で、いざというときに役立つ情報を残しておきましょう。
また、アプリのトピックスでは、夜間・救急の動物病院情報も確認できます。
旅行先や帰省先での急な体調不良、引っ越しなどに備えて、住んでいる地域以外の動物病院情報も確認できるようにしておくと安心です。
まずは全国版から地域を選び、さらに詳しい情報が必要な場合は、各地域版・都道府県版へ進んでご確認ください。
いざというときに必要な情報を探せるよう、あらかじめ目を通しておくことをおすすめします。
夜間診療や時間外対応は、診療時間の変更、休診、救急患者への対応、受け入れ状況などによって変わる場合があります。
実際に受診する際は、必ず各動物病院の最新の公式情報を確認し、事前に電話で受け入れ可能か確認してください。
この記事は獣医師による診断や治療に代わるものではありません。
愛犬・愛猫の状態が明らかに悪い場合は、インターネットの記事だけで判断せず、動物病院へ電話で相談してください。